ART SCRAMBLE アートスクランブル
The sunny ground
北館ナレッジプラザ
2024年8月30日(金)〜2024年10月末予定
自分たちにとって絵を描くきっかけとなったのは‟幼い頃の初期衝動”。
芽吹くのか、花開くかも未知数だったあの衝動を肯定するような願いを込めました。
陽の光が差すこの場所で、自分たちと子供たちとで共に描きあげた作品。
一つの地に全員で向かい、描きあげたこと。
もし子供たちにとってこの場所が"初期衝動"になったのであれば、
また何かを描き、誰かと交わっていくことを祈ります。
アーティスト
THRREE
2019年大阪芸術大学内にて結成。人物を描く中野龍治と植物・装飾を描く和田諒也によるクリエーションを発信。
ライブペインティング・アートワークにファッションの空気感を織り交ぜ、チームのスタイリングや空間の演出を通して‟世界観全体の表現”を武器に目下活動中。
Rebecca/レベッカ
南館せせらぎテラス
2024年3月19日(火)〜2025年3月初旬
グランフロント大阪のある大阪駅周辺は人と人、地域と地域をつなぐ関西の心臓部とも言えるエリアです。地下にも地上にも血管のように張り巡らされた道をたくさんの人が行き交い、血液のようにエネルギーが循環し増幅し続けるこの街は、まるで1つの巨大な生命体のようでもあります。「Rebecca/レベッカ」と名付けた本作は陶磁器製の彫刻作品です。粘土を一本一本紐状にして積み上げて作ったこの有機的な造形の内部には水が循環しています。そしてその姿は今この瞬間も動き続けている「都市としての生命体」を体現しているかのようです。
しかし一日のうち数回、この水の循環は止まり、レベッカはありのままの姿を見せます。私たちヒトという生命体が日々の活動のために休息したり、時には立ち止まることで自分自身を省みるように、レベッカも静/動を繰り返しながら今日もせせらぎ広場に立っています。
制作協力:一般社団法人シガラキ・シェア・スタジオ、㈲丸倍製陶 神崎倍充、奥田文悟、株式会社釉陶、株式会社ジューコー、京都芸術大学 ウルトラファクトリー、岡田琉生、下江昴、末次桃子、横井俊吾
アーティスト
西條 茜
1989 年 兵庫県⽣まれ
2014 年京都市⽴芸術⼤学⼤学院 美術研究科修⼠課程 ⼯芸専攻陶磁器分野 修了。2013 年ロンドン ロイヤルカレッジオブアートへ交換留学。陶磁器素材の特徴ともいえる内部の空洞と表⾯の艶やかな質感から「⾝体性」をキーワードに、陶彫作品及びそれらに息や声を吹き込むサウンドパフォーマンスを発表している。また⼀⽅で世界各地にある窯元などに滞在し、地元の伝説や史実に基づいた作品も制作している。
⟨主な受賞歴⟩
2023 京都市芸術新⼈賞受賞
2022 第1 回 MIMOCA EYE / ミモカアイ⼤賞
2020 京都市芸術⽂化特別奨励者認定