statement
その日の天気、訪れた時間、気分で、
見え方も感じ方も変わる。
日常に溶け込んだアートが面白いのは、
同じ作品でも、
見るたびに新しい発見があること。
グランフロント大阪「ART SCRAMBLE」。
いつもと変わらない日常が、
いつも新しい日常になる。
アートとあなたは、ここで出会いつながる。
about ART SCRAMBLE
多様な人々や感動との出会いが、
新しいアイデアやイノベーションを育むまち。
グランフロント大阪から、
次のカルチャーを世界へ。
「ART SCRAMBLE」プロジェクト、
始まります。
新進気鋭のアーティストたちを起用し、
展示をサポート。
訪れる人の日常に、
驚きと発見をお届けしていきます。
アートと人は、ここで出会い、
交わり、つながる。
outline
展示日程:
2024年3月19日(火)~2025年3月初旬(オブジェ)
2024年3月13日(水)〜2024年7月末(うめぐるARTバス)
展示場所:
南館 せせらぎテラス、
梅田エリア巡回「うめぐるバス」
展示アーティスト:
西條茜(オブジェ)
Mon Koutaro Ooyamaはじめ21名
Bukuro / Chula / Enter / 骨コアラ / Jaako / Konirow / Mahiro / Masagon / Mizpam / Moya / Naoki / Ryoji / Ryoya / Sota / Takuji / Ue masa / うきち / Youbob / Yuhei Takahata / 10rc0 (うめぐるARTバス)
主催:
一般社団法人グランフロント大阪TMO
プロジェクト・ディレクター:
椿 昇
キュレーター:
ヤノベケンジ(オブジェ)、
Mon Koutaro Ooyama
(ミューラルアート)
exhibition
1989年 兵庫県⽣まれ
2014年京都市⽴芸術⼤学⼤学院 美術研究科修⼠課程 ⼯芸専攻陶磁器分野修了。2013年ロンドン ロイヤルカレッジオブアートへ交換留学。陶磁器素材の特徴ともいえる内部の空洞と表⾯の艶やかな質感から「⾝体性」をキーワードに、陶彫作品及びそれらに息や声を吹き込むサウンドパフォーマンスを発表している。また⼀⽅で世界各地にある窯元などに滞在し、地元の伝説や史実に基づいた作品も制作している。
〈主な受賞歴〉
2023 京都市芸術新⼈賞受賞。2020 京都市芸術⽂化特別奨励者認定。
グランフロント大阪のある大阪駅周辺は人と人、地域と地域をつなぐ関西の心臓部とも言えるエリアです。地下にも地上にも血管のように張り巡らされた道をたくさんの人が行き交い、血液のようにエネルギーが循環し増幅し続けるこの街は、まるで1つの巨大な生命体のようでもあります。 「Rebecca/レベッカ」と名付けた本作は陶磁器製の彫刻作品です。粘土を一本一本紐状にして積み上げて作ったこの有機的な造形の内部には水が循環しています。そしてその姿は今この瞬間も動き続けている「都市としての生命体」を体現しているかのようです。しかし一日のうち数回、この水の循環は止まり、レベッカはありのままの姿を見せます。私たちヒトという生命体が日々の活動のために休息したり、時には立ち止まることで自分自身を省みるように、レベッカも静/動を繰り返しながら今日もせせらぎ広場に立っています。
梅田エリア巡回バス「うめぐるバス」の車体に総勢21名のアーティストとワークショップに参加した子どもたちでペイントを実施。完成した『うめぐるARTバス』は7月末まで梅田のまち中を走行する予定です。
「#BCTION」とは、Mon Koutaro Ooyamaが企画・監修する都市のデッドスペースの新たな価値付けを目標にしたアートプロジェクトです。2014年、約80組のアーティストの作品で解体ビルの壁、床、天井を埋め尽くしたアートイベントや2015年にワークショップコレクションがコラボしたスペシャルプログラムを開催。一般の来場者が自由に壁画を描く事ができるフリーウォールが用意されており、 「#BCTION」アーティストと一緒に会場を自由にペインティングしたイベントです。
画材協力: ターナー色彩株式会社
https://www.turner.co.jp/
project director
コロナも落ち着いて、海外からの旅行者も増えていつもの日常が戻ってきました。私の感じるアートの取り組みも、とても良い意味で地に足のついた姿が日常に定着してきたことを感じます。ふわふわとしたアートイベントという一過性な関わり方ではなく、長い目でエコシステムを構築し、持続可能な社会を創造しようという社会的な合意形成が始まったと思います。グランフロント大阪アートスクランブルにもその姿が輝いています。
コンテンポラリー・アーティスト、京都芸術大学教授。1989年全米を巡回したアゲインスト・ネーチャー展、1993年のベネチア・ビエンナーレに出品。2001年の横浜トリエンナーレでは、巨大なバッタのバルーン「インセクト・ワールド-飛蝗(バッタ)」を発表。2003年水戸芸術館。2009年京都国立近代美術館。2012年霧島アートの森(鹿児島)で個展。
2019年「パレルゴン」1980年代、90年代の日本の美術・Blum&Poe、LA・USA。2013年瀬戸内芸術祭「醤+坂手プロジェクト」、2016年小豆島未来プロジェクト、青森トリエンナーレ2017、ARTISTS’ FAIR KYOTOなどでディレクターを務める。芸術経営に関する講演や対談多数。
https://www.metapolice.net/
curator
西條茜は現在、国内外での展覧会に引く手あまたの最も存在感を放つ若手作家である。今回、自身最大のスケールへの挑戦とする本作は間違いなく多くの鑑賞者の記憶に永く刻まれる彼女の代表作となるだろう。その小さな体躯からは想像出来ない熱量でひねり生み出された彫刻は、無機質な都市の中心地に聳え立つ。あたかも未知の生命体が宇宙から降臨し、その脈動するエネルギーが道ゆく人々を圧倒し続けているようだ。怪物的傑作である。
1990年初頭より、「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに実機能のある機械彫刻を制作。ユーモラスな形態に社会的メッセージを込めた作品群は国内外から評価が高い。2005年、全長7.2mの《ジャイアント・トらやん》を制作。2008年以降、京都芸術大学ウルトラファクトリーで巨大彫刻の集団制作体制を確立。2011年、東日本大震災後、希望のモニュメント《サン・チャイルド》を制作し、国内外で巡回。3体のうち1体が茨木市(大阪)で恒久設置される。2017年、旅をして福を運ぶ、旅の守り神《SHIP’S CAT》シリーズを制作開始。2021年、最新作《SHIP’S CAT(Muse)》が2022年に開館した大阪中之島美術館に恒久設置され、注目を浴びている。
https://www.yanobe.com/
ご好評につき「うめぐるARTバスx #BCTION Freewall」第二弾を開催する運びとなりました。21名の関西を代表するアーティストたちのコラボレーションもさながら、やはりキッズワークショップで爆発した子供たちの落書きがエネルギッシュです。なんかわからん、やる気を与えてくれる不思議な筆跡。おぼろげな記憶にある、キラキラしたあれこれ。はしゃいだり、妄想したり、あ!思いついたりなんかして遊んでたあの頃を乗せて、うめぐるバスは走っております。是非ご覧くださいまし。
モン コウタロウ オオヤマ(本名:大山康太郎/1979年生)は、日本のストリートアーティスト。京都市立芸術大学美術学部卒。2001年、ライブペイントデュオ「DOPPEL」を結成し、ライブペイントシーンの黎明期からそのスタイルを確立してきた。2014年、取り壊し予定のビルを利用した アートプロジェクト「#BCTION」を企画・監修する。壁画・ライブペイント・ インスタレーション・キャンバス制作や、アートプロジェクトの企画・監修・演出などで活動している。
https://www.instagram.com/mondotooo/