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第1弾 展示作品
≪南館せせらぎテラス オブジェ≫
2021年3月29日〜2022年3月 展示終了
米村 優人
Artist
米村 優人
Yuto Yonemura

1996年大阪府生まれ。2019年京都造形芸術大学美術工芸学科総合造形コース卒業。特撮ヒーローやギリシャ神話の神々といった人智を超えた圧倒的な存在に対する憧れや興味から、粘土、石、FRPなど多様な素材を用い「超人像」と呼ぶ彫刻作品を制作している。「超人像」は、1つのパーツが単体の彫刻作品として成立しながら、ロボットが変形・合体をするように、展示空間やテーマに合わせ配列可能であるという特徴を持つ。 また、インスタレーションとして展示する際は、彫刻の素材や技法だけでなく、その技法自体を可能にする工作機械やプロセスそのものを含んだ形で表現を試みている。その世界観は、幼少期の父親の影響で親しんだ昭和期のアニメヒーローの活躍、ロボットのメカニカルな変形やギミックの要素を再解釈し、物理的な関係性で語られる独自の物語の創出しつつ、痛みや恐れ、憧れ、畏怖の念等の内的な感情も内包することを模索している。
https://www.instagram.com/yonemura.d.a/

1996年大阪府生まれ。2019年京都造形芸術大学美術工芸学科総合造形コース卒業。特撮ヒーローやギリシャ神話の神々といった人智を超えた圧倒的な存在に対する憧れや興味から、粘土、石、FRPなど多様な素材を用い「超人像」と呼ぶ彫刻作品を制作している。 「超人像」は、1つのパーツが単体の彫刻作品として成立しながら、ロボットが変形・合体をするように、展示空間やテーマに合わせ配列可能であるという特徴を持つ。また、インスタレーションとして展示する際は、彫刻の素材や技法だけでなく、その技法自体を可能にする工作機械やプロセスそのものを含んだ形で表現を試みている。その世界観は、幼少期の父親の影響で親しんだ昭和期のアニメヒーローの活躍、ロボットのメカニカルな変形やギミックの要素を再解釈し、物理的な関係性で語られる独自の物語の創出しつつ、痛みや恐れ、憧れ、畏怖の念等の内的な感情も内包することを模索している。
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AGARUMANS (Best Friend)

「agarma(アガルマ)」はギリシャ語で「彫像」、そして「AGARUMAN」とは「人体彫刻」を意味します。 本作は、自身の地元でもある大阪で展示するにあたって、大勢が行き交い、賑わいでいる人々から着想した3体からなる群像彫刻を制作しました。 大阪の街ではしゃぐ3体の彫刻が、新型コロナウィルスが過ぎ去った明るい活気のある大阪の復興への願いが込められています。「Dear My Friend」。

制作協力: ULTRA FACTORY
 http://ultrafactory.jp/
発泡スチロール素材提供: 旭合同 株式会社
緩衝材としての発泡スチロール、発泡ポリエチレンを様々な形状の加工から原反ブロックの販売まで幅広い事業を展開。
http://www.asahigodo.co.jp/

※現在「滋賀農業公園ブルーメの丘」に展示中

第1弾 展示作品
≪北館せせらぎのみち沿い壁面 ミューラルアート≫
2021年3月29日〜2021年9月 展示終了
OHYAMA Koutaro
Artist
Mon Koutaro Ooyama
モン コウタロウ オオヤマ

Mon Koutaro Ooyama(本名:大山康太郎/1979年生)は、日本のアーティスト、音楽プロデューサー。兵庫県出生。奈良県出身。京都市立芸術大学美術学部卒。2001年、ライブペイントデュオ「DOPPEL」を結成し、ライブペイントシーンの黎明期からそのスタイルを確立してきた。2014年、取り壊し予定のビルを利用したアートプロジェクト「#BCTION」を企画し、アートディレクターを務める。 壁画・ライブペイント・インスタレーション・キャンバス制作や、アートプロジェクトの企画・監修・演出などで活動している。2020年より、Artists' Fair Kyotoのアドバイザリーボードを務める。
https://www.instagram.com/mondotooo/

Mon Koutaro Ooyama(本名:大山康太郎/1979年生)は、日本のアーティスト、音楽プロデューサー。兵庫県出生。奈良県出身。京都市立芸術大学美術学部卒。2001年、ライブペイントデュオ「DOPPEL」を結成し、ライブペイントシーンの黎明期からそのスタイルを確立してきた。2014年、取り壊し予定のビルを利用したアートプロジェクト「#BCTION」を企画し、アートディレクターを務める。 壁画・ライブペイント・インスタレーション・キャンバス制作や、アートプロジェクトの企画・監修・演出などで活動している。2020年より、Artists' Fair Kyotoのアドバイザリーボードを務める。
https://www.instagram.com/mondotooo/
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ツナガリ

コロナの猛威によって、あらためて私たちの経済圏は大自然の中にあった事を強く思い知らされました。局地的に深刻な被害をもたらす地震や津波、台風や火事よりも広範囲に、ウィルスは影響を与えます。飛行機などの交通網が世界を覆う快適さに伴って、ウィルスはあらゆる都市に蔓延できる可能性を手に入れたのでしょう。
自然の生態系を記号化したこのミュラールアートは、動植物が自然環境と重なり合って、一体となって、強かに生き抜く姿を示しています。微生物やウィルスを内包しながら、あらゆる生き物たちが関係し合った全体から、私たちが学ぶことはとても沢山あります。
都市部にあっても、本当は自然の中にある私たちの生活が、こうした時代に合わせて変化し、修正し、より良い世界に繋がっていきますように。

OHYAMA Koutaro
Artist
KAC
ケエシ

広島県生まれ、兵庫県在住。ミューラルアーティスト。キレのあるスプレー缶コントロールと閃めきを武器にその手から勢い良く生まれるラインは奇想天外な世界観を持って壁画に現われる。作品はもちろんのこと、国内外の多彩なグラフィティーライターとのセッションでもクオリティの高いプロダクションピースを製作してきた。 2013年「Graffiti Mural Project」(広島)、2014年「#BCTION」(東京)、2017年「POWWOW JAPAN 2017」(兵庫)、2020年「Kobe mural art project」(兵庫)、他多数のアートフェス、グループ展に参加。また、近年ではロゴ、CD,レコードカバーやアパレルデザインなど様々なアーティストやブランドにアートワークやデザインを提供し、多方面に表現領域を広げ続けている。
https://www.instagram.com/kac_one/

広島県生まれ、兵庫県在住。ミューラルアーティスト。キレのあるスプレー缶コントロールと閃めきを武器にその手から勢い良く生まれるラインは奇想天外な世界観を持って壁画に現われる。作品はもちろんのこと、国内外の多彩なグラフィティーライターとのセッションでもクオリティの高いプロダクションピースを製作してきた。 2013年「Graffiti Mural Project」(広島)、2014年「#BCTION」(東京)、2017年「POWWOW JAPAN 2017」(兵庫)、2020年「Kobe mural art project」(兵庫)、他多数のアートフェス、グループ展に参加。また、近年ではロゴ、CD,レコードカバーやアパレルデザインなど様々なアーティストやブランドにアートワークやデザインを提供し、多方面に表現領域を広げ続けている。
https://www.instagram.com/kac_one/
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多幸

擬態をし、どんな環境にも順応し生き抜く“タコ”。脱皮をし、古い自分から新しく生まれ変わる“ヘビ”。コロナに災害、この目紛しい世界情勢の中、順応し、進化し生きていくという気持ちを表現しました。

第2弾 展示作品
≪北館せせらぎのみち沿い壁面 ミューラルアート≫
2021年9月17日〜2022年3月 展示終了
BAKIBAKI / KOHEI YAMAO
Artist
BAKIBAKI
バキバキ

1978年生まれ。 日本古来の文様をアップデートといわれる『BAKI柄』は伝統とストリートカルチャーの融合を体現。その活動は壁画を軸に国内外でライブペインティングやワークショップを展開しており、2015年より大阪・十三を拠点に世界中に足跡を残しています。
http://bakibaking.com
https://www.instagram.com/bakibaking/

1978年生まれ。 日本古来の文様をアップデートといわれる『BAKI柄』は伝統とストリートカルチャーの融合を体現。その活動は壁画を軸に国内外でライブペインティングやワークショップを展開しており、2015年より大阪・十三を拠点に世界中に足跡を残しています。
http://bakibaking.com
https://www.instagram.com/bakibaking/
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PANGOMIC

2020年から1年半に及ぶ人類の自粛生活の影響で、海や山々は美しさを取り戻したと言われています。地球史を俯瞰でみると我々は今、きっと未来の生存活動の為に過去のツケを清算してるのではないでしょうか。モチーフにした”センザンコウ”は世界一密猟されている絶滅危惧種の哺乳類で、COVID-19の媒介生物と有力視されています。BAKI柄を介してその神々しい姿と向き合うことで、自然への畏怖の念を鑑賞者と共に回顧したい。タイトルの”PANGOMIC”とはセンザンコウの英名(PANGOLIN)とパンデミック(PANDEMIC)の造語です。

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BAKIBAKI Interview

──ミュラールアートを描くようになったきっかけを教えてください。

クラブやライブハウスなどのミュージシャンが演奏する場所でライブペインティングを始めまして、その流れでお店の壁面や外壁に絵を描くようになりました。

──グランフロント大阪や会場の印象はいかがでしょうか。

大阪出身なのですが、子供の時とは様変わりした印象があります。都会感ある場所で一見ストリートアートとは馴染みのない場所だからこそ、こういう展開が目立ってくるのかなと感じます。
海外では、美術館の前の公園でみんながゆっくりしているようなパブリックスペースがよくあるのですが、ここも行く行くはアートを見ながらゆっくり出来るような場所になっていければ良いなと思います。描く側としては雨も掛からない快適な環境で、すごくやり易く感じました。

──作品のコンセプトやこだわりのポイントを教えてください。

”BAKI柄”の模様と相性が良い“龍”や“鯉”などの鱗がある動物を描くことが多く、COVID-19の媒介生物と有力視されている”センザンコウ”をモチーフに選定しました。コロナ禍で人間が自粛生活をしていることによって地球自体が綺麗になっているという話や、日本独特の自然崇拝の思想から、神々しい”センザンコウ”の姿と向き合うことで、自分たちの行いを見つめ直してもいいかなと思いました。

白い壁を塗りつぶした後に、マスキングテープを貼りスプレーを塗ることで“BAKI柄”を描く独自の手法を取っているのですが、左から描いて積み重ねていく模様のレイヤーやグラデーションの美しさを見て頂ければと思います。色はゴールドのグラデーションで神々しさを表現してみました。

──グランフロント大阪で取り組んでみたいこと、今後の活動や抱負を教えてください。

子供や多くの方が行き交うパブリックスペースで表現者が表現する場所として、グランフロント大阪の知名度を上げていけたらすごく面白いと思います。今年の秋より、淀川区を舞台にしたクラウドファンディングでミュラールアートを増やしていく“淀壁”というプロジェクトを進めています。誰でも見られる屋外のアートが定着していない日本で2025年の万博に向けて継続的に実施することにより、日本ならではのミュラールアート文化を根付かせ、海外の方にも楽しんでもらいたいと思います。

MIZPAM
Artist
MIZPAM
ミズパム

宮崎県生まれ。2004年京都嵯峨美術大学芸術学部卒業。デザイン事務所勤務後、イラストレーターとしてCDジャケットやTシャツ、ロゴ、広告、アニメーション等さまざまな媒体のアートワークを手掛け、2011年からは壁画家の活動を開始。京都のライブハウスやクラブを中心に始めたライブペイントから現在の壁画制作の場へ活動を拡げる。 自分自身がその場所に訪れ人々との交流を経て全身を使って描くことでしか完成しない、という壁画の特徴から、その土地の風土や集まる人々に焦点をあてたキャラクターや世界をモチーフに、日常からほんの少し元気が湧くような作品を模索している。2018-2020クライアントワーク USAGI ONLINE STORE/京都伊勢丹/Tiger beer/Apple京都/東映株式会社 など
https://www.instagram.com/mizpam_/

宮崎県生まれ。2004年京都嵯峨美術大学芸術学部卒業。デザイン事務所勤務後、イラストレーターとしてCDジャケットやTシャツ、ロゴ、広告、アニメーション等さまざまな媒体のアートワークを手掛け、2011年からは壁画家の活動を開始。京都のライブハウスやクラブを中心に始めたライブペイントから現在の壁画制作の場へ活動を拡げる。 自分自身がその場所に訪れ人々との交流のを経て全身を使って描くことでしか完成しない、という壁画の特徴から、その土地の風土や集まる人々に焦点をあてたキャラクターや世界をモチーフに、日常からほんの少し元気が湧くような作品を模索している。2018-2020クライアントワーク USAGI ONLINE STORE/京都伊勢丹/Tiger beer/Apple京都/東映株式会社 など
https://www.instagram.com/mizpam_/
artwork
looooool infection

大きな口から口へ、愉快と笑いが感染していく様を表現しました。ウィルスと共に情報通信メディアを通して、恐怖や怒りまでもが蔓延している世界が日常となっており、これからもウィルスとは長い付き合いになるでしょう。作品の前を通る人々の日常に、わずかでも活力を生むきっかけになってもらえたら幸いです。

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MIZPAM Interview

──ミュラールアートを描くようになったきっかけを教えてください。

ライブペイントで大きなキャンバスに描く楽しさを知り、制作を続けていたところ、壁画の仕事が来るようになり今に至ります。

──グランフロント大阪や会場の印象はいかがでしょうか。

グランフロント大阪のエリアは新しく綺麗な都会のイメージがありますね。第一弾でMONさんが描いているのを見に来ていたのですが、天井が高く且つ屋外で、見るからに気持ち良い空間でしたので、是非描いてみたいなと思っていました。また駅側に比べて水と緑の多い場所なので、通る方ものんびり歩いていて、絵を見て頂くには良い環境だなと思いました。

──作品のコンセプトやこだわりのポイントを教えてください。

キャラクターの口から口へキャラクターが移っていく様子を描きました。ネットやニュースを見ていると、コロナ禍で恐怖や怒りもウイルスと共に感染しているのではないかと思っていて、そうではなく楽しいことや笑顔などが逆に感染していく様を表現しました。

キャラクターが少しずつ違うポーズをしていたり、ちょっとふざけている感じや、ひげが花になっていたり、「笑」という文字が入っていたりと、よく見ると発見があったりしますので、見つけて楽しんでもらえればと思います。描く際には最初にスケッチは出すのですが、実際に壁を見てどういう印象を受けるか現場で決めていくライブ感を大事にしています。またギャグ漫画を参考にしたりして、ちょっとクスッとなるポイントを入れるようにもしています。

──グランフロント大阪で取り組んでみたいこと、今後の活動や抱負を教えてください。

長い通路の空間を活かし、人が流れていく導線に複数のミュラールアートを設置したミュラールアートフェスのようなイベントをやってみたいです。まだ日本の各地で壁画の文化がないところも多いので、開拓して描いていく活動をしていければと思います。

第3弾 展示作品 せせらぎテラス
2022年3月25日(金)〜2023年3月21日 展示終了
檜皮 一彦
Artist
檜皮 一彦
Kazuhiko Hiwa

大阪生まれ。《hiwadrome》なるコンセプトのもとに、身体性をテーマとした映像や自身も使用する車イスを用いたインスタレーション作品を制作する。またパブリックへの直接的な介入「play」を通して、様々な境界や関係性、アクセシビリティなどを問い直すパフォーマンスやプロジェクトも行っている。近年の展覧会に「Kanon:檜皮 一彦 + 檜皮 しよ子 (岡本太郎記念館 / 東京, 2020)」「水の波紋展2021 (旧港区立児童館 三角公園 / 東京, 2021)」「Drawing Experiment 01 (ワタリウム美術館 オンサンデーズ / 東京, 2021)」「Kyoto Art for Tomorrow 2022 (京都府京都文化博物館 / 京都, 2022)」などがある。

大阪生まれ。《hiwadrome》なるコンセプトのもとに、身体性をテーマとした映像や自身も使用する車イスを用いたインスタレーション作品を制作する。またパブリックへの直接的な介入「play」を通して、様々な境界や関係性、アクセシビリティなどを問い直すパフォーマンスやプロジェクトも行っている。近年の展覧会に「Kanon:檜皮 一彦 + 檜皮 しよ子 (岡本太郎記念館 / 東京, 2020)」「水の波紋展2021 (旧港区立児童館 三角公園 / 東京, 2021)」「Drawing Experiment 01 (ワタリウム美術館 オンサンデーズ / 東京, 2021)」「Kyoto Art for Tomorrow 2022 (京都府京都文化博物館 / 京都, 2022)」などがある。
artwork
hiwadrome typeΔ

自身も使用する車イスを用いた《hiwadrome》シリーズの一形態。より抽象度が高まったtypeΔは今作が初登場である。

制作協力:
川村義肢株式会社
株式会社GAYA PRODUCTS

檜皮 一彦
檜皮 一彦 Interview

──アート作品の制作を始めたきっかけは

幼少期から、何かをしないとこの子は何もできないと、大人にそういう印象を抱かせてしまうと思っていました。何かをしないと、面白い話も振ってもらえない。そのため、何かしらアクションすることをずっと続けていて、アートに辿り着き、今に至ります。アートを始めたのは5年ほど前です。

──グランフロント大阪もしくはうめきたのイメージ

歩いて15分ほどのところに住んでいるので、地元であり、いつも利用している場所です。引っ越してきたときは大阪駅も古く、グランフロント大阪はまだなかったので、立派になっていくなという印象で、ずっと見ています。

──アートスクランブルに対する感想、参加いただいた理由

大阪出身・在住ですが、なぜか初の大阪展示で、是非にもと思い参加しました。美術館は美術を見に来る人ばかりなので、そうでない人との接点があまりないのですが、アートスクランブルはそこの風通しを良くする、ひとつのアプローチだなと思います。大阪は京都や東京に比べるとアートの取り組みが積みあがっていかないなと思いますが、アート分野は継続することによって厚みが出てくるので、是非継続してほしいです。

──今回の作品について

シリーズ≪hiwadrome≫の4作目になります。4番目のΔ(デルタ)。展示場所が水景で特殊な条件なので、水面への映り込みを考え、Δは水面に映ればダイヤ型にもなるなと思いました。

hiwa artwork1

──シリーズ≪hiwadrome≫の意味とこれまでの作品について

自身の名前とシンドローム(症候群)の造語です。また、dromeという言葉には、古い語源があり、進んでいくイメージも含まれています。(drome=走ること、走路)檜皮を完成させていく。誇大妄想狂の教祖とかロックミュージシャンのような立ち位置でデビューし、当時は非常に攻撃的でしたが、徐々に柔和になっています。

──車いすを使っている理由は

アートの世界でデビューするにあたり、ストーリーを作ろうと思いました。まずは実存主義的な存在として≪hiwadrome≫という造語をつくり、それにまつわるストーリーテリングとして、車いすを作品化することで、人生を駆動させていくぞという、人間の実存をかけた強いアプローチを設定しました。

hiwa artwork2

──何からインスピレーションを得るのか

人間は接種したエネルギーからしか何も出ない。日々色んなものをサンプリングしています。毎日考え、すべての経験がアート作品の為になっています。ただ気を付けないと趣味がなくなってくるので、今はアートに侵食されない領域を探しています(笑)。

──今後の活動について

これというのを固定せずにやっていきたいです。車いす担ぎの活動(車いすを担いで山に登る映像作品を制作するもの)を昨年末に初めたのですが、いろんな施設で実施したくアプローチしています。“檜皮といったらこれ”というのは強度ではありますが、作家としては弱点でもあります。なるべくカメレオンの様にやっていきたいですね。そのうち小説を書いているかも(笑)。

第3弾 展示作品
≪北館せせらぎのみち沿い壁面 ミューラルアート≫
2022年3月25日(金)〜2022年9月4日(日) 展示終了
WHOLE9
Artist
WHOLE9
ホールナイン

大阪を拠点に国内外で活動する二人組のアーティストユニット。ライブペイントと壁画制作を得意とし、経験とセンスを活かしてハイクオリティな作品を作り上げてきた。人物や動物など具象的モチーフを描くhitchと、自然からのインスピレーションを抽象的に描くsimoにより、二人で1枚の世界を描く。一人では創れない作品を通じて、絵のある暮らしを日常にもたらし、気の合う仲間と日々を彩っていくライフスタイルを提案する。
https://whole9.jp/

大阪を拠点に国内外で活動する二人組のアーティストユニット。ライブペイントと壁画制作を得意とし、経験とセンスを活かしてハイクオリティな作品を作り上げてきた。人物や動物など具象的モチーフを描くhitchと、自然からのインスピレーションを抽象的に描くsimoにより、二人で1枚の世界を描く。一人では創れない作品を通じて、絵のある暮らしを日常にもたらし、気の合う仲間と日々を彩っていくライフスタイルを提案する。
https://whole9.jp/
artwork
Mobula

メキシコ・ロスカボスの海面をモブラ(イトマキエイ)が大群で跳ね、海と空の両方を飛ぶように泳ぐ映像を観ました。海と陸の境界はそれぞれの世界で生きる生き物にとっての分水嶺であり、生と死がスイッチする境界線です。映像ではそのボーダーを彼らがスイスイとたやすく越境しているようで、今の時勢もあってか新鮮に映り、今回の壁画の着想になりました。境界線のアチラもコチラもどこ吹く風、寝仏のように昼寝に堕ちる女性をモチーフに、リラックスして構える大切さを描きとめようと描いた作品です。

WHOLE9
WHOLE9 Interview

──ミューラルアートを描き始めたきっかけ、WHOLE9結成のきっかけは?

simo: WHOLE9を結成して15年目になりますが、もとは大学の友達でした。WHOLE9を始めたのがアーティストとして活動するきっかけで、ライブペイントというパフォーマンスをhitchが見つけてきて、面白そうだから一緒にやってみようという感じで最初は始めました。

hitch: 結成当時、ちょうどYoutubeジャパンがスタートし、ライブペイントの動画を見て、パフォーマンス的に大きな絵を描く仕事があると知りました。当時はライブペイントがクラブやイベントで描くようなパフォーマンス重視のものでしたが、徐々にミューラルアート(壁画)が国内でも浸透してきました。ライブペイントの経験で得た大きな絵を早く描く力を使いながら、時間制限がなく制作でき、且つ作品が残ることにやりがいを感じました。

──ユニットアーティストは初のご参加ですが、2人で1つの作品をつくることの面白さや難しさは

simo: 僕らは絵の中で担当を分けていて、hicthが人物や動植物といったリアルな具象担当、僕が全体のムードや抽象的なパートを描いています。はっきりと役割分担している分早く描けますが、お互いのイメージと違うなとなることも勿論あります。毎回2人で擦り合わせながら、完成まで持っていきます。

──何を描くかはどのように決めていますか

hitch: どちらかが核となるコンセプトを思いついて、それに肉付けしていくことが多いですね。ただ2人で描く以上、どちらもがそのコンセプトを理解し、共感することが大事です。それぞれが描きたいものを、まずは自分の中できちんと持つようにしています。

──グランフロント大阪、今回の展示場所はどのようなイメージでしたか

hitch: 実は以前通勤で3年程グランフロント大阪内を通っていました。遊び場というよりは仕事場、感度が高い方や就業者が多いイメージです。そういう場所に壁画があるのは良い意味で異質だと思います。他では街の景色と化してしまう壁画も、きちんと作品として見てもらえるのはグランフロント大阪ならではだと思います。美術館で見るのと、ストリートで見るのの間のような感じ。美術館よりも気兼ねなく見れて、一方で生活と切り離した特別な感じがするシチュエーションでもあります。

WHOLE9 artwork1

──今回の作品について

hitch: 今回、コンセプトは僕が考えました。描きたいものはいつも自分の中にあり、それを補強するような本や映像を見て、ビジュアルを組み立てています。今回のインスピレーションのもとはコロナ禍の閉塞感、抑圧された環境に対する思い。そんな中、モブラ(イトマキエイ)が空と海を飛ぶように大群で泳ぐ映像を見て、開放感を感じました。海と空は彼らにとって生と死の境界線ですが、それを無視して自由に泳いでいる様子にホッとした感覚もあり、またその境界線を気にせずにゆったり寝ている女性を描くことで、通りがかる方の気持ちにフィットするものがあるのではと思いました。

simo: 僕らにとって、このサイズで1週間という制作期間は長い方なので、その分何回もレイヤーを重ねて厚みのある画面をつくりました。レイヤーの重なりが層となって浮き上がる景色や、奥の層に隠れているタッチをじっくり見てもらえたら嬉しいなと思います。

WHOLE9 artwork4

──これまでの作品も動物や人物がモチーフとなっていますが

hitch: WHOLE9で描くときは、人物や動植物など、有機的なものを描くようにしています。メカや構造物は描かない。それがWHOLE9らしさでもあります。今回モブラを描く案もありましたが、人物を描くことで、見る人の感情をより動かせたらいいなと思いました。

WHOLE9 artwork2

──天気や時間によって作品の表情が変わることが壁画(屋外)の魅力でもあると思いますが、おすすめの時間帯は

hitch: 普段はどこから日が昇ってどこに落ちていくかを意識して描いていますが、今回はあまり考えていません。というのも、見てリラックスしてほしい作品なので、日の当たる時間帯よりも日が暮れてからの方が良いかもしれないですね。

simo: 逆に日が差している時間も良くて、ちょうど作品前の水景に日が当たり水面が照り返してくれるので、今回描いた情景とマッチしていると思います。

──グランフロント大阪で取り組んでみたいことは

hitch: コロナ禍が落ち着けば、ライブペイントのパフォーマンスなど人と交流する場を持ちたいです。また、高さのある壁画が面白いと思います。体感できるのが壁画の良さですが、横に長いより高さがある方が、良い意味で圧迫感があります。ナレッジプラザのバトンで吊り下げて、インパクトのある作品を展示してみたいです。

──今後の活動や抱負

simo: コロナ禍にWHOLE9で始めたプロジェクト’#CYC(Color Your Community)’です。クラウドファンディングで資金を募って、日本のどこかに大きな壁画を描いて街を明るくしていこうというものです。昨年末には東京の中野駅外壁に壁画を描く事ができ、今年の5月には大阪(四天王寺前夕陽が丘)で約2週間かけてビルの外壁に描きます。直近ではそれに力を入れたいですね。

hitch: 屋外の壁画でWHOLE9の作品を増やしていきたいです。壁画はたまたま見れるアートだと思っているので、たまたま通りがかった人の気持ちを少しでも動かせたらいいなと思います。

#CYC(Color Your Community)
https://camp-fire.jp/projects/view/296786

senekt
Artist
KENTA SENEKT
ケンタ・セネクト

京都生まれ。2007 年、即興表現の一つであるライブペイントを中心に制作活動を開始。徐々に内的要素を併せ持った壁画やタブローへとメディアを移行させ、近年はインスタレーションや立体といった表現領域まで幅を拡張させている。KENTA SENEKTは友情の親密性や、分離した思い出、それらを繋ぎとめるようなスナップ写真など、日々の心情や出来事を混ぜ合わせ、支持体に反映させている。それは意識と無意識といった性質の狭間で心的バランスを保持しながら、身体性と精神の解体を目指し描かれたものである。2013~2017年メルボルン、2018年ベルリンなど、海外での活動期間を経て、現在は大阪を拠点に活動している。主な個展に2016年「SPECTRUM」、2017年「EQUILIBRIUM」、(共にBACKWOODS GALLERY/メルボルン) がある。
https://www.instagram.com/kenta_senekt/

京都生まれ。2007 年、即興表現の一つであるライブペイントを中心に制作活動を開始。徐々に内的要素を併せ持った壁画やタブローへとメディアを移行させ、近年はインスタレーションや立体といった表現領域まで幅を拡張させている。KENTA SENEKTは友情の親密性や、分離した思い出、それらを繋ぎとめるようなスナップ写真など、日々の心情や出来事を混ぜ合わせ、支持体に反映させている。それは意識と無意識といった性質の狭間で心的バランスを保持しながら、身体性と精神の解体を目指し描かれたものである。2013~2017年メルボルン、2018年ベルリンなど、海外での活動期間を経て、現在は大阪を拠点に活動している。主な個展に2016年「SPECTRUM」、2017年「EQUILIBRIUM」、(共にBACKWOODS GALLERY/メルボルン) がある。
https://www.instagram.com/kenta_senekt/
artwork
Tiny desk

壁画制作や写真を撮ったりしていると街の中にある壁や景色を意識的に見るようになります。日常に溶け込みすぎて気付かなかった部分を発見できる事があり、そういった発見は、普通が少しスペシャルに感じる瞬間でもあるからです。様々な制限がある事が普通になっている今、日常に潜む景色の見方や、切り取り方、またそれに一手間加えてみると同じ景色も違ったものに見える楽しさがあるのではないでしょうか?そういった着想から今回はグランフロントにて撮影した写真を軸に制作いたしました。

KENTA SENEKT
KENTA SENEKT Interview

──ミューラルアートを描くようになったきっかけは

ストリートアートがまだ日本では難しいという状況の中、先輩方がクラブでライブペイントをしていて、それを見て衝撃を受けました。根本には大きい画面に描きたいという想いがあり、20歳頃からライブペイントの活動を始めました。24歳でオーストラリアに行き、向こうのストリートアートシーンに刺激をもらって、そこから壁を探して描き始めました。

──海外に拠点を移されて、描くものは変わりましたか

変わりましたね。日本にいるときは抽象的な作品を描いていましたが、オーストラリアに行き、人物など具象の作品を描くようになりました。抽象的な作品は、頭で理解できるものではなく、日本人的な考えですがアートから何かを感じるというのが表現のベースにありました。海外に行き、あまり英語も話せず、仮に伝えようとしても、そういった考え方はなかなか伝わらない。わかりやすく伝えようと思い、人間のパーツなどを描くようになりました。

──海外(オーストラリア)と日本のミューラルアートについて、一番大きな違いは

グラフィティ、ストリートアートの受け入れ具合、間口の広さが明らかに違います。街中にグラフィティがあり、みんなが壁に落書きをして、その上からストリートアーティストが描くこともあります。さらにグラフィティがその上から描かれたり。現地で名前が通っているアーティストであっても、プロップス(支持・評価)がないと上から描かれることもあります。ただそれによって壁や街がアップデートされ、街の景色がランダムに更新されていきます。

──グランフロント大阪(アートスクランブル)について

日本に帰ってきて2年ほどですが、うめきたエリアには明らかに新しくいろんなものが出来ています。そんな中に作品を残せるのは嬉しいです。アートスクランブルは半年に1回作品が更新される、良い企画だと思います。この場所に来ると変わっていく作品を見ることができるので、人々に刺激を与えていると思います。是非続けてほしいです。

KENTA SENEKT artwork1

──今回の作品について

抽象的ですが、描いているものはグランフロント大阪にあった自分が好きなパーツです。普段気づかない場所から何か発見できないかと思い、グランフロント大阪内で写真を撮り、それを組み合わせました。向かって左側は南館入口のファサード、右側は北館のインターコンチネンタルホテルの入り口のドアを撮影した写真をもとに描きました。

──タイトルに込められた想いは

狭い(tiny)自分たちの限られた机(desk)の上で表現できること、みたいなものがコロナを機に良いタイトルかなと。 海外から戻ってきて日本を見る視点と、コロナ禍の限られた視点、自分の経験から何か発見出来るのではないかと思いました。色んな事に制限がかかっている今、狭い(tiny)机(desk)でどれだけ楽しめるかという想いを込めました。

──何を描くか、インスピレーションのもとは

場所や環境によって思考も変わります。海外に行った時に、現地の人たちは気にもしないような場所が、自分たちにはすごく新鮮で刺激的に見えることがありました。その逆で、日本に帰ってきて、気にもしていなかったところがなんか好きだなと思うことがあり、写真を撮り始めました。同時にコロナが来て、見る角度を変えたらもっと身近に気付けることがあるのではないかと思いました。写真をランダムに組み合わせたり色を変えたり、ひと手間加えることで違う視点でみることができ、次に進めるのではと思いました。

──今後の活動や抱負

日本に帰ってきて1度もできていないので、大きな展示会をやりたいですね。造形物もつくるので、パブリックな造形アートにも興味があります。

第4弾 展示作品
うめぐるARTバス with #BCTION Freewall
制作期間:2022年9月30日(金)~10月3日(月)
走行期間:2022年10月5日(火)〜 12月25日(日)展示終了
Mon Koutaro Ooyama
Artist
Mon Koutaro Ooyama
モン コウタロウ オオヤマ

モン コウタロウ オオヤマ(本名:大山康太郎/1979年生)は、日本のストリートアーティスト。京都市立芸術大学美術学部卒。2001年、ライブペイントデュオ「DOPPEL」を結成し、ライブペイントシーンの黎明期からそのスタイルを確立してきた。2014年、取り壊し予定のビルを利用した アートプロジェクト「#BCTION」を企画・監修する。壁画・ライブペイント・ インスタレーション・キャンバス制作や、アートプロジェクトの企画・監修・演出などで活動している。
https://www.instagram.com/mondotooo/

モン コウタロウ オオヤマ(本名:大山康太郎/1979年生)は、日本のストリートアーティスト。京都市立芸術大学美術学部卒。2001年、ライブペイントデュオ「DOPPEL」を結成し、ライブペイントシーンの黎明期からそのスタイルを確立してきた。2014年、取り壊し予定のビルを利用した アートプロジェクト「#BCTION」を企画・監修する。壁画・ライブペイント・ インスタレーション・キャンバス制作や、アートプロジェクトの企画・監修・演出などで活動している。
https://www.instagram.com/mondotooo/
Mon Koutaro OoyamaBukuroChulaEnterJaakoKeinoKonirowMasagonMizpamMoyaNaokiRyojiRyoyaShunSimoSotaTakujiTim Kojima10ric0うきちYankeecongYoubobYuhei Takahata
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うめぐるARTバス
with #BCTION Freewall

梅田エリア巡回バス「うめぐるバス」の車体に総勢23名のアーティストとワークショップに参加した子どもたちでペイントを実施。完成した『うめぐるARTバス』は12/25(日)まで梅田のまち中を走行する予定です。

#BCTION Freewall に関して

「#BCTION」とは、Mon Koutaro Ooyamaが企画・監修する都市のデッドスペースの新たな価値付けを目標にしたアートプロジェクトです。2014年、約80組のアーティストの作品で解体ビルの壁、床、天井を埋め尽くしたアートイベントや2015年にワークショップコレクションがコラボしたスペシャルプログラムを開催。一般の来場者が自由に壁画を描く事ができるフリーウォールが用意されており、 「#BCTION」アーティストと一緒に会場を自由にペインティング出来るイベントです。

画材協力: ターナー色彩株式会社 
https://www.turner.co.jp/

第4弾 展示作品
北館 館内サイネージ
2022年10月5日(水)〜12月25日(日)展示終了
Kazuki Takakura
Artist
たかくら かずき
Kazuki Takakura

アーティスト/アニメーション作家。1987年生まれ。TVやCM、映画のアニメーションを制作しつつ、オリジナルワークとして3DプリントやVR、NFTを使用し、日本仏教をテーマにデジタル表現の価値を追求している。近年のアニメーションワークスに、NHK教育テレビ「シャキーン!」テレビ東京「シナぷしゅ」劇場映画「WE ARE LITTLE ZOMBIES」など。steamで仏教シューティングゲーム「摩尼遊戯TOKOYO」を配信中。 現在京都芸術大学非常勤講師

アーティスト/アニメーション作家。1987年生まれ。TVやCM、映画のアニメーションを制作しつつ、オリジナルワークとして3DプリントやVR、NFTを使用し、日本仏教をテーマにデジタル表現の価値を追求している。近年のアニメーションワークスに、NHK教育テレビ「シャキーン!」テレビ東京「シナぷしゅ」劇場映画「WE ARE LITTLE ZOMBIES」など。steamで仏教シューティングゲーム「摩尼遊戯TOKOYO」を配信中。 現在京都芸術大学非常勤講師
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BIG ONI KANNON MINI

デジタルデータの世界では大きさが定義されておらず、物質同士の表面も反発し合わない。大きさは『可変』であり、それは巨大ヒーローが大きくなる時のように無限な大きさ、小ささを行き来することができる。オブジェクト同士は接触しても反発せず、全く同じ位置に存在することができる。これらのあり方は日本における『妖怪』の在り方に似ている。

うめきた広場大階段アートプロジェクト MAP
制作期間:2023年3月17日(金)~3月20日(月)
展示期間:2023年3月28日(火)〜 6月下旬予定
うめきた広場大階段

まちびらき10周年のタイミングにあわせて、プロジェクト初となる「うめきた広場大階段」への作品展示を実施。北館1階ナレッジプラザでアーティスト:MASAGONが4日間かけて公開制作。 制作期間のうち3月18日(土)に実施したワークショップに参加した38名の子どもたちもアーティストと共に力いっぱいペイントを施し、エネルギー溢れる作品が完成しました。 アーティストと子どもたちが共創した彩り豊かなグラフィックが、「10」の文字と共に大階段一面に浮かび上がります。

MASAGON
Artist
MASAGON
マサゴン

大阪在住のアーティスト。日々の生活、都市空間、自然界の中でキャッチした様々なカタチと色の記憶を、あらゆる材用や手法を駆使してストリートをベースに制作する。CDジャケットのアートワークをはじめ、雑誌、web、広告媒体等でも活躍中。
http://masagon.net/

大阪在住のアーティスト。日々の生活、都市空間、自然界の中でキャッチした様々なカタチと色の記憶を、あらゆる材用や手法を駆使してストリートをベースに制作する。CDジャケットのアートワークをはじめ、雑誌、web、広告媒体等でも活躍中。
http://masagon.net/
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Hello again.

ここ数年、口角の角度を想像で過ごした。その想像も実際に見て感じれる様になった今、再び人々が行き交い、交差した所に円(縁)が生まれる。 桜色の顔に色とりどりの頭が、子供達と共に制作する事により新たなカタチへと。これは彼なのか? 彼女なのか? それぞれで想像し感じて下さい。
歴史的なパンデミックで皆の口も見えなかったが、陽が世界を照らし出すように、これからはみんなの笑顔と共に口角の上がった口も光り輝くだろう。 もう一度新たに! こんにちは!

画材協力: ターナー色彩株式会社
https://www.turner.co.jp/

MASAGON
MASAGON Interview

──アート作品の制作を始めたきっかけ

ファッションの世界から入り、当時リメイクで服をつくるムーブメントがあり、そういう影響を受けて手で作ることを始め、自分の手で作ったものを誰かに持ってもらいたいと思いました。その後、ファッションではないことで表現しようと思い、アートの世界に入りました。

──一番最初に作った作品は

初期の作品で一番気に入っているのは、フランスの展示会に出したライダースジャケット。 日本からフランスに行くにあたって、特攻服的なものを作ろうと思い、ライダースジャケットにガン消し(ガンダムの消しゴム)をスタッズの代わりに付けた作品です。

──現在は表情のある作品が特徴的だが

自分のアイコン的なものをつくろうと思いました。目を付けると生命が生まれ、単なるモノじゃなくなって見える。ヴァンダリズム(破壊行為主義)ではなく、みんながハッピーになるような日本的な優しいグラフィティを作っていきました。

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──グランフロント大阪のイメージ 大階段のイメージ

グランフロント大阪にはよく来ていて、うめきた広場の桜が咲いている場所が好きで、休憩したりしています。たくさんの人が集まり、活気があって、いろんな人種・年代の人が交わる場所。今回の作品は桜が咲く時期の展示になるため、桜をモチーフ(ピンク色の部分)にしていますが、うめきた広場の桜を見てイメージしました。

──今回の作品について

今回の作品は「口」がなく、キャラクターが笑っているようにも、泣いているようにも見え、鏡のように、見る人に共感してくれるようにしました。

──キッズワークショップを実施した感想

いつも自分ひとりで作っているので、頭が固くなっていましたが、それが解放されたようで、人と一緒に作ることは良かったと思います。子どもは迷いがなく自由に描いていて、考えてしまうことがないのが良いし、それを伸ばしていくべきだと思います。

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──制作方法について

いつもパソコンは使用せず、全てフリーハンドで色を塗っています。制作過程は見えないところですが、修行だと思っていて、手抜きをしてはいけないという想いがあり、そういった過程もひとつの物語だと思っています。

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──今後の活動

今回の企画をとおして、子どもが遊べる遊具をつくってみたいなと思いました。今はパッチワークの服を制作中で、完成したらギャラリーで展示する予定です。